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グルコサミンとは

関節痛

グルコサミンは軟骨を形成する物質の一つで、関節軟骨を形成する原料とも言える物質です。残念なことに体内のグルコミサン量は加齢と共に減少します。関節部分でクッションの役割をしている軟骨が、加齢やグルコサミン不足などの理由ですり減ってくると、骨と骨が接触して痛みを感じるようになります。

関節炎にはグルコサミンとコンドロイチン

グルコサミンにはすり減ったり老化した関節軟骨を修復したり、若干ですが関節の痛みを緩和する抗炎症作用があります。過剰摂取しなければ特に問題となる健康被害や副作用はありません。また他のサプリメントや医薬品との悪い相互作用も報告されておらず、併用は問題ないと言われています。稀に腹部の不快感、眠気、皮膚反応、頭痛などの副作用があるようです。グルコサミンの摂取を開始してからこれらの症状が表れたら、摂取量を減らすか使用を中止しましょう。またグルコサミンはカニやエビなどの甲殻類の殻を原料にしているものが殆どのため、これらにアレルギーのある方は十分に気をつけてください。必要に応じてかかりつけの医師へ相談されることをおすすめします。

3種類あるグルコサミン

健康食品として幅広く認知されるようになったグルコサミンですが、一言にグルコサミンと言っても「実は3種類」あるのです!

一般に販売されているグルコサミン製品には、この3種の区別をきちんと明記していないものがあるので注意が必要です。

  • グルコサミン塩酸塩
  • グルコサミン硫酸塩
  • N-アセチルグルコサミン

グルコサミンの原料はカニやエビなどの甲殻類の殻に含まれるキチンという物質ですが、このキチンをどのように処理してグルコサミンを精製するかでグルコサミンの質が変わってきます。グルコサミンの精製には塩酸塩と硫酸塩が広く使われています。

  • 塩酸を使って精製したものは「グルコサミン塩酸塩」
  • 硫酸を使って精製したものは「グルコサミン硫酸塩」

グルコサミン塩酸塩はグルコサミン硫酸塩に比べ低分子 (小さな分子) で体内吸収が良く、純度も高いことで知られています。グルコサミン塩酸塩を1,500mg摂取するのは、グルコサミン硫酸塩を1,995mg摂取するのと同じ効果だとの研究結果があります。

N-アセチルグルコサミン

最近「N-アセチルグルコサミン」が注目を浴びるようになりました。N-アセチルグルコサミンは自然界や体内に存在する天然型のグルコサミンで、分子がとても小さいのが特徴です。N-アセチルグルコサミンの精製は原料のキチンを酸で分解するのではなく、酵素を使用してゆっくりと分解精製します。吸収率及び浸透率が他の2種類より優れていて、体内ではヒアルロン酸にも変化するのが特徴です。グルコサミンを選ぶ際は「N-アセチルグルコサミン」と明記されているものを選ぶと良いでしょう。

グルコサミンの必要量

関節痛を改善するには1日1,500mgのグルコサミンを摂取すべきだと多くの研究機関が表明しています。製品毎に示されている1日のサプリメント摂取量に、これだけのグルコサミンが含有されていなければ、そのサプリメントの効果は低いと言えます。これを先にお話した3種類のグルコサミンにあてはめてみましょう。

  • グルコサミン硫酸塩なら、含有量が1,995mgはないと効果が期待できない
  • グルコサミン塩酸塩なら、含有量が1,500mgあれば効果が期待できる
  • N-アセチルグルコサミンなら、含有量が800mgでも浸透率と吸収率が高いので良い効果が期待できる

また関節痛の改善にはグルコサミンだけでなく、コンドロイチンやMSMも一緒に摂取するのが効果的だと言われています。

グルコミサンを選ぶなら

充分な含有量のグルコサミン、コンドロイチンが日本の市場には殆どありません。

コンシューマーラボという「消費者に代わって健康食品などの成分を分析する第3者調査機関」があります。その日本支社が日本の11社 (メーカー) のグルコサミン・コンドロイチン製品におけるそれぞれの含有量を調べたところ、期待を満たす含有量の製品が殆どなかったという残念な結果になってしまいました。

グルコサミン含有量に関しては、殆どの製品が「効果が期待できる」とされる1,200mgから1,500mgの含有量があったとのことですが、先にお話した3種類のグルコサミンの「どれ」なのかによってその度合が変わってきます。

グルコミサンを選ぶポイントは、できればN-アセチルグルコサミン含有量800mg以上、もしくはグルコサミン塩酸塩・含有量1,500mgとなります。さらにコンドロイチンやMSMも含まれていれば、より効果が期待できます。

  • グルコサミンの効果には個人差があります。
  • 商品の選定・判断はご自身にお任せします。当方は責任を負いかねます。
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